尾瀬の水芭蕉プロジェクト
尾瀬の水芭蕉プロジェクト ~2030年までに2万本の水芭蕉を咲かせたい〜
2005年の尾瀬​

2005年の様子

2017年の尾瀬​

2017年の様子

プロジェクト立ち上げの経緯

~危機的状況の尾瀬の水芭蕉にできること~

世界的な地球温暖化と気候変動が、日本各地に影響を及ぼしています。それは尾瀬においても例外ではなく、冬場の雪の減少がニホンジカの春先の尾瀬への越境を容易にした結果、水芭蕉をはじめとする尾瀬の高山植物への食害をもたらしました。

かつては2万本の水芭蕉が咲き誇り、尾瀬の玄関口の一つとしてわたしたちを迎えてくれた大清水湿原も、現在ではその1/20と水芭蕉が激減。危機的状況に陥ってしまいました。

このような状況に対して、何かできることは無いのか

数年ぶりに尾瀬を訪れ現状を目の当たりにした永井酒造(株)社長・永井則吉は、持続的な尾瀬の自然環境保護への取り組みを模索するなかで、一つの答えを見つけました。

それが「尾瀬の水芭蕉プロジェクト」なのです。

尾瀬の水芭蕉プロジェクト

~2030年までに2万本の水芭蕉を咲かせたい~

プロジェクトを構成するのは発起した「永井酒造株式会社」、ミズバショウ再生プログラムの運営支援(フィールドテスト)によってプロジェクトと地域の新たな“連携”を推進する「東京パワーテクノロジー株式会社」、プロジェクトのインフォメーション業務(情報デザイン)によって尾瀬の価値と自然保護への“共感”を創出する「三条印刷株式会社」の三社。
永井酒造が開発した自然保護の理念に則ったオリジナル酒「水芭蕉アーティストシリーズ」の売上の一部(5%)を、地域の環境ボランティア活動に役立てていただくために群馬県尾瀬美化愛護協会に寄付。その寄付金の活用先となる尾瀬高校の水芭蕉生育活動を東京パワーテクノロジーが指導することで、大清水湿原の水芭蕉再生を目指します。
この地域社会との共同連携による持続的な取り組みは、2030年にその達成を目指すSDGsにおける「15 陸の豊かさを守ろう」「17 パートナーシップで目標を達成しよう」といった取り組みを実践するものとなります。
SDGs 15 17
プロジェクトの流れ
プロジェクト活動の様子
プロジェクト活動の様子
種植えから開花までに3年、かつ、発芽率も30%以下と
とても育てるのが大変な植物「水芭蕉」。
そんな水芭蕉を国連が掲げる2030年までに2万本咲かせたい
──かつての大清水湿原がそうであったように。
それが、私たちの願いです。

種植えから開花までに3年、かつ、発芽率も30%以下ととても育てるのが大変な植物「水芭蕉」。そんな水芭蕉を国連が掲げる2030年までに2万本咲かせたい。
──かつての大清水湿原がそうであったように。
それが、私たちの願いです。